こんにちは、KJです。
先日の日曜日に岐阜県立岐阜商業高等学校(以下、県岐商)を訪問してきました。
県岐商は文部科学省が指定するスーパー・プロフェッショナル・ハイスクールです。
高校野球の常連校でもあるので、ご存じのかたも多いと思います。
*平成27年度「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」(SPH)指定校について
で、どんなことをやっているのかというと、
1.生徒が主体となって商品の企画を行い
2.それを商品化する過程を学び
3.通販などを使って販売を行う
という、通常の高校では経験できないカリキュラムで、最終的には県岐商が会社を設立するとのことでした。
ここで特別講師として指導している アイデアプラントの石井 さんが、弊社の「消せる紙印刷」や「点字・触図印刷」を用いた商品開発を題材に選んでくださったことがきっかけで訪問に至りました。
弊社からは私と新技術開発室のYが担当することになり、おもに生徒さんが考えた案の実現に向けて技術的アドバイスをすることが目的です。
まずは生徒さん4~5人のグループ単位で考えたアイデアを私達の前でプレゼンしてしてもらいます。
それに対して石井さんや私達が商品化するための技術的アドバイスを中心にコメントしていきます。
アイデアは全部で14案(初期段階では24案)ありました。
ひととおりのプレゼンが終了したあとは、出されたアイデアを「実現性」「市場での魅力度」を勘案しながら、どの案を商品化に向けて進めるか絞りこみを行いました。
なかには非常にユニークで商品化したら売れそうなアイデアもあったのですが、商品化に至るまでのハードルがやや高いという側面がネックとなり、今回は見送ることになった案もありました。
授業の最後は生徒さんが円座となり、私達がアイデアを商品化する際に心掛けていることなどをお話しさせていただきました。
生徒さんにとってどの程度参考になったか心許ないのですが、何か一つでも心に残る部分があればそれはそれでよかったのかなと…。
私達は午後1時から授業に参加しましたが、石井さんや県岐商の指導教諭のG先生、生徒さんは日曜日を使って朝から授業を行い、全てが終わったのが午後6時を過ぎていたわけですから、指導する側もされる側もなかなか大変です。
今回の授業で企画内容がほぼ絞り込まれてきたので、あとは商品化の実現に向けて、製造面できっちりバックアップをしていくことが任務です。
以上、KJでした!