こんにちは、KJです。
今年もいよいよ残り数日となりました。
私はこれを書いている段階ですでにひと段落しておりますが(すいません)、仕事納めに向けてラストスパートをかけているかたも多いと思います。
年末を迎え2019年とはどんな年だったのかと考えてみると、比較的落ち着いてはいたものの、やはりいろいろなことがありました。
2019年最後のスタッフブログは、新商品やメディア関係のほか、展示会などのトピックを中心にどんな年だったかたを振り返ってみます。
まずは新商品の話題から・・・
今年発売した新商品は「nu board CE」と、ホワイトボード時計の「CotiCoti(コチコチ)」の2点です。
「CotiCoti(コチコチ)」は、社内公募のアイデアを商品化したもので、発売までにおよそ1年近くを費やしましたが、おかげさまでホワイトボードと時計を組みわせるというアイデアが人気を博し、8月の発売以来順調に売上を伸ばしています。

さて、そんななか「nu board」に関してはなんと幸運にも2回もテレビで取り上げていただきました。
2月にはテレビ東京[ワールドビジネスサテライト]でアメリカAmazonでの取り組みについて、そして8月にはTBSテレビ[坂上&指原のつぶれない店]で商品の開発秘話をご紹介いただきました。どちらも放送後は生産が追い付かないほどの売れ行きとなりました。


次に展示会ですが、文具関係のほか、点字・触知図印刷に代表される当社の印刷技術を紹介する意味で多数の展示会に出展しました。
まず文具関係では8月に大阪で開催された「文紙メッセ」のほか、10月に池袋で開催されたノベルティやギフトアイテムを扱う「インセンティブショー」に出展しました。
「nu board」を中心に、「CotiCoti(コチコチ)」や当社が手掛けてきたカスタマイズの事例を紹介させていただきましたが、これまでお付き合いのなかった会社さんから見積りの引き合いなどをいただくことも多く、当社製品を広く知っていただく良い機会になった思います。


点字・触知図関連では千葉で開催の「アイフェスタ in ちば(5月:千葉)」、「eye eye 福祉機器展(7月:仙台)」、「視覚障害者向け生活用具・機器展示会(7月:盛岡)」、「見えにくい・見えない人のための生活・福祉機器展(8月:福島)」、「アイフェスタ in やまがた(9月:山形)」、「日本ライトハウス展(10月:大阪)」と続き、11月には日本最大の視覚障害者向けの展示会「サイトワールド(11月:東京)」に出展しました。


また、3月には銀座のソニーパーク、7月には東京都現代美術館で開催された「Art Book Fair」で「冨嶽三十六景[甲州石班澤]」触察本を展示しました。
「Art Book Fair」は美術書やZINE(コピーなどで印刷した簡易製本のアートブック)を対象とした展示会なので視覚障害者の来場はほとんどありませんが、普段、点字に触れることのない健常者に点字の世界をほんの少しでも知っていただく機会となり、出展してよかったと思っています。


他に点字関連では当社主催のUDセミナーも2回開催しました。
7月には株式会社 電通 ダイバーシティ・ラボ プロデューサーの林孝裕氏を講師に迎え「社会課題をビジネスで解決する」と題したセミナーを、9月には特定非営利法人 すこやかまちづくり理事の松原淳氏を迎えてバリアフリーの観点から交通環境の現状と未来について語っていただきました。


さて、ざっと2019年を振り返ったわけですが、では2020年はどうかと考えますと、来年はオリンピックが開催されることもあって点字に関する問い合わせが毎日のように寄せられており、この分野への社会の認識の高まりを感じています。
この動きが単にビジネス視点として捉えられるだけでなく、さまざまなな障害をもつ人にとって暮らしやすい社会になるきっかけになってほしいものです。
以上、KJでした。
それでは皆様、良いお年をお迎えください!